毎日寒いですね(^^;)
1月30日は雪でしたものね・・・、私は千葉県でも一番北の「市」である「野田市」に住んでいるので、もっと南の・・・、例えば船橋市や八千代市などは雨でも野田市は雪だったりします。
1月30日も午前中は市原市(千葉県の中ではちょうど真ん中くらいの位置)に仕事に行ったのですが・・・、雪ではなく雨でした。野田市、柏市(千葉県の中では北に位置します)あたりは雪だったのに(^^;)

今日は、先日行ったお客様のピアノがちょっと珍しいピアノでしたので、ご紹介です。

YAMAHAのU7Hってピアノです(^_-)-☆

YAMAHA U7H
YAMAHAのピアノって・・・、様々な機種があるのですが、機種名は『数字』と『アルファベット』で識別されています。

例えば・・・『U3H』とか『UX5』とかですね・・・。
『アルファベット』は別の機会に説明するとして、この『数字』ですが・・・、基本的な考え方としては数字が大きい方が『上位機種』なんです。

混乱しないよう、あくまでも簡単にご説明しますが、YAMAHAは『1』~『7』まであって
『1<2<3<5<7』(なぜか4と6はありません)ってイメージです。
つまり、今回ご紹介する『U7H』は最上位機種のピアノなんです(‘◇’)ゞ

『チーク』を使った木目のピアノです

YAMAHA U7H
『チーク』という木を使ったピアノで、明るく華やかかつ高級感のある印象になっています。

『チーク』という木材は・・・、
「高級列車として知られるオリエント急行や 20世紀を代表する豪華客船クイーンエリザベス2号の内装なども、このチーク材が用いられています by木材専門サイト」なんですって・・・。

また・・・、
『現在ではほとんどの地域で伐採が禁止されており、輸入も規制されており日本国内で手に入れるのは大変難しい木材です by木材専用サイト』らしい・・・。

あー、だから『チーク』のピアノって今はないんだ・・・。
『マホガニー』や『ウォールナット』のピアノは今でも生産されているのに・・・。
(ちなみに、『チーク』『マホガニー』『ウォールナット』は高級家具によく使われていて、世界三大銘木ということです・・・。)

デザインも・・・オシャレです(#^^#)

YAMAHA U7H
ピアノの袖(そで)部分も、普通のピアノとは違って曲線的なデザインです(#^^#)

YAMAHA U7H

足元も・・・、装飾がほどこされています。

内部は『アグラフ』という部品がついてます(^^♪

アグラフ
このU7H、ピアノ内部の最大の特徴は・・・、『アグラフ』って部品がついていること・・・、ゴメンナサイちょっと専門的。

この『アグラフ』って部品、一体何なのか・・・・
ピアノって『1つの音』に『3本の弦』が張られているんですね。(低音部は2本or1本)

この3本の弦の間隔を均等に保つために『アグラフ』って部品があるんです。
88鍵、すべての音を澄んだ音色に保つ効果があります。

といってもすべてのピアノにあるわけではなく、グランドピアノやアップライトピアノの上位機種に採用されています。

このU7Hってピアノは1972年~1974年に製造されました。
この時代は日本の経済状態も良好で、ピアノメーカーも色んな意味で余裕があったのでしょうね・・・。
(アコースティックピアノ生産台数のピークは1980年の『40万台』で近年は『1万台』を割り込んでいます(^^;))
恐らく、今のように『コストパフォーマンス』という発想はなく、どれだけ『良いピアノ』を作れるか・・・を競争した時代です。

最後はちょっとさみしい話になってしまいましたが・・・、ご実家にピアノがあるってみなさま、恐らくそのピアノは良いピアノです・・・(70年代、80年代製造のピアノだと思いますので)、是非大切にしてあげてくださいねm(__)m