野沢ピアノ設立から20年を迎えて
野沢ピアノは来年設立から20年目の節目を迎えます。
まずは、支えて下さった多くの関係者に心より御礼を申し上げたいと思います。
このサイトを通じて多くのお客様から様々なご相談を頂き、
様々なピアノをメンテナンスさせて頂きました。
私にとりましても大きな喜びです。
「ピアノを弾くこと」は”何かを表現すること”ですね。そこにある、
「難しさ」
「奥深さ」
「愉しさ」
を感じてもらえるよう、これからも仕事をしたいと思っています。
野沢ピアノ 代表:野沢信之
2023年9月2日
2025年1月 全ての料金・価格を据え置きます
先日、2カ月後に発表会を控えているお客さま(中学生の男の子)のピアノをメンテナンスしました。
とても繊細な感性の持ち主で、「音色」「タッチ」についても詳細なリクエストがあります。
お母さまに、「予想される作業」と「概算費用」をお伝えして作業しました。
作業して、その子に弾いてもらって、感想を聞いて・・・。
そんなことを繰り返して、結果としては
「ほとんどの整調項目(タッチ調整)」
「整音(音色調整)」を行いました。
追加の作業もありましたが、予算内に料金を収め、男の子もお母さまも「とても良くなった」と喜んでいただけました。
そのピアノ(40年前のYAHAMA UX)にとっても良かった。
「メンテナンス料金の値上げが、メンテナンスをすることのブレーキになって欲しくない」
料金・価格は据え置きます。
サービスの品質はこれまで通り高い水準を維持し続けます。
これからもお客様の期待に応えるために、全力で取り組んでまいります。
引き続きご愛顧賜りますよう、お願い申し上げます。
お子様のピアノレッスン応援します!野沢ピアノです
小さなお子様がいらっしゃるお親御様(私の個人的な友人も含め)からピアノ(電子ピアノ含む)について相談されることが増えました。
今はホームページがありますので、皆様本当によくお調べになっています。
そのお調べになった情報をもとに私に相談されるのですが・・・
「それは正論だけど、そこまでする必要があるのかなぁ・・・」とか
「どこにそんなこと書いてあったの?(つまり、間違っている情報ってことです」
なんてこともしばしばありました。
ピアノの情報もあふれている今、調律師としてあるいは普通の父親として個人的な見解もおりまぜながらお話できれば、こうした親御様のお役に立てるのではないかと思っています。
~お子さまのピアノレッスンに必要な調整を考える~
「表現できる」ピアノに調整する。
とても大切なことですね。
「譜面通り」に弾けることも大切です。
「表現すること」は同じくらい、あるいはそれ以上に大切。
”ピアノを弾くこと”の本質に関わります。
①ピアニッシモ~フォルティシモの「ダイナミックレンジ」を確保する
「緊張感のあるピアニッシモ」
「拡く重厚感のあるフォルティシモ」
豊な曲表現に欠かせないものです。
その表現を可能にする作業
「整調(せいちょう)」と云います。
②「森林のような優しい音色」「水面のよう煌めく音色」:音色を調整する
”音色”も曲表現に欠かせない要素。
人によって好みの分かれる”音色”の調整
「整音(せいおん)」と云います。
みなさんはどんな音色が好きですか?
③正しいピッチで「音感の”ものさし”」を創る
ピアノの鍵盤は「88鍵」
最低音 A0(ラの音:27.5ヘルツ)~
最高音 C8(ドの音:4186ヘルツ)
これだけの音域をカバーしているピアノ。
「調律」によって”音感のものさし”を創ります。
野沢ピアノ:野沢信之のプロフィール
【出身】千葉県(八千代市生まれ、野田市育ち、現在は柏市在住)
【家族】奥さん 15歳と5歳の息子 4人暮らし
【仕事】ピアノ調律師(ピアノ調律技能士 国家資格)
【誕生】1975年(昭和50年)生まれ
【学歴】獨協高校⇒明治学院大学
【職歴】 平成11年~平成16年 伸和ピアノ株式会社
平成16年~現在 野沢ピアノ(先代である父の跡を継ぐ)
この間、調律・整調を野崎滋氏(ヤマハ) 大谷重治氏(ヤマハ)に師事。
また整音をNaoki Yamauchi-pohl氏(ベヒシュタイン)に師事。
現在は一般家庭~コンサートホール・各種イベントの調律を行っています。
【趣味】読書 ロードバイク
【好きな作家】村上春樹 レイモンド・チャンドラー
【好きな音楽】宇多田ヒカル フレデリック・ショパン ビル・エバンス
【音楽歴】
ピアノ
(小学校の6年間 バイエル⇒ブルグミューラーの最初まで 出来の悪い生徒でした(*_*))
トランペット・ユーフォニアム
(小学校高学年~中学の6年間・吹奏楽部でした)
【このサイトの目的・理念】
・お子様をピアノレッスンに通わせている(通わせることを考えている)親御様の立場に立ったサイト運営
・ピアノの調律を仕事にしている私が、子供がいる父親としての視点も入れて書くこと
・すべてのピアノ技術者の皆様に敬意を払いながら、個人的な見解も書いていくこと