電子ピアノ・・・、調律師の私が実際に弾きに行った!!

楽器店でいろんな電子ピアノを弾いてみました!!

という訳で・・・、電子ピアノを弾きに楽器店に行ってみました。
様々なランクの電子ピアノ(電子ピアノって¥100,000-前後、¥150,000-前後、¥250,000-前後、という3つのクラスに分けられるそうです)を弾きましたが、
【音色】
いいですね・・・、非常にクリアで整った音です、悪く言えばクリア過ぎる感じがします・・・、ですので良くも悪くもアコースティックピアノの音色とは違います。
【タッチ】
悪くない!!、もっとタッチがフカフカしてるのかと思ってましたが、タッチも結構ズッシリしていて良い感じです(^^♪ちゃんとピアニッシモ~フォルティシモまで表現できています(^^)
ただ・・・、アコースティックピアノと同じかというと・・・、それは・・・、全然違います(^^;)

でも、タッチが違うのは当たり前なんですよね、構造が違うんですから(^^;)

そうなんですよね・・・、電子ピアノとアコースティックピアノ構造的がそもそも違うんですから、タッチが違うのは当然なんです(^^; 電子ピアノにはアクション(タッチの力をハンマーに伝える機構)も響板(弦の振動を増幅させる板)もありません。
(あ、正確にはYAMAHAのハイブリットピアノシリーズにはアクションが搭載されていますが・・・)
また、音色についてもサンプリングされた音がスピーカーから出ているって構造ですので・・・、非常にクリアな音ですが当然アコースティックピアノとは違いますし、どなたが弾いてもどんな弾き方をしても同じクリアな音しか出ないわけです・・・。

おっと、誤解しないでくださいね(^^;、 何も私が調律師だからといって”アコースティックピアノの優位性”を言いたいんじゃないんです。この「アコースティックピアノvs電子ピアノ論争」ってもう古くからあって、ピアニスト・ピアノの先生を中心にもう昔からあるわけです・・・。
こうした方々は”ピアノを弾く”ってことに関しては”プロ”ですから、ハッキリ言って私が出る幕じゃないんです(^^ゞ ですので、あくまでもアコースティックピアノの構造をよく知っているものとして「アコースティックピアノvs電子ピアノ論争」に参戦(?)してみたら、これからお子様にピアノを習わせよう、あるいは習わせている親御様の参考になるのでは・・・、と思っている次第です(;’∀’)

なんだか言い訳が長くなりましたが・・・・、ここで”構造の違い”もさることながら、アコースティックピアノの”構造の精密さ”の一例をご紹介します。
下の写真はフレンジ”っていうアコースティックピアノの部品です。赤く見えるのは”小さな穴”です、そこに”細いピン”が入ってるのがご覧いただけますでしょうか。 _センターピン交換アコースティックピアノはこの”細いピン”がクルクルと回転することでタッチの力をハンマーに伝えています。”タッチが重い”といった症状にはこのピンを直径の細いピン交換して対処することもあります。ピンの直径は細いピンから太いピンまで0,025mmきざみの精密さです。

でも、電子ピアノの”サイレント機能”と”価格”は大変なメリット!!

電子ピアノの圧倒的なメリットは、”サイレント機能”です。これは値段に関わらず全ての電子ピアノについてますので・・・。特に防音について考えなくてはいけない環境の方(主にマンションにお住まいの方)には大きいメリットです(^^♪
サイレント機能をアコースティックピアノにも付けることができますが、¥100,000-(取付費込)くらいかかります(:_;)
(防音についてはコチラ・防音・消音商品についてはコチラをご覧ください)
また、言うまでもなくその価格も大変なメリットですよね(*^-^*)
国産の新品ピアノは¥700,000-~、国産の中古ピアノは¥200,000-~、電子ピアノは¥100,000-~です
また、電子ピアノは調律の必要がありませんので維持費もかかりません。

¥250,000-~クラスの電子ピアノを買うのであれば・・・

電子ピアノって3つのクラスに分けられるって言いましたが、その差って何かっていうと様々な機能(録音機能とかガイド機能とか・・・、あるいはタッチパネルがついてるとか)の有・無じゃないんだそうです・・・。
電子ピアノのクラスの差って『どれだけアコースティックピアノに近いか』なんだそうです・・・。
んー、そうなんだ・・・、私考えてしまいました(^^;)
だとすれば、¥250,000-~の電子ピアノを買うんだったら、中古ピアノの『YAMAHA U1M』とか『YAMAHA U1A』の方がいいんじゃないか!?だって値段はほぼ一緒なんで・・・一方はアコースティックピアノに近い電子ピアノで一方は本物のアコースティックピアノなんですから・・・。
今、ご紹介しました『YAMAHA U1M』『YAMAHA U1A』は私がおススメしております中古ピアノです。詳しくはコチラをご覧ください(‘◇’)ゞ

電子ピアノの防音対策(^^♪

itomasa(イトマサ) 防音ジュータン
sandam7電子ピアノはサイレント機能がついていますのでピアノ自体の音は消音できるのですが、打鍵音(鍵盤をたたくコツンコツンという音)は電子ピアノの脚を伝わって床下・階下へと響きます。ですので床下・階下への防音対策をすればより安心です。この打鍵音をやわらげてくれるのが防音ジュータン、音響スタジオでも使用されている”サンダム”という遮音・防振材を使っています。色はベージュ・グレー・ピンクの三色。
詳しくはitomasa・防音ジュータンのページをご覧ください、コチラです。

   本体価格 取付費 
 itomasa 防音ジュータン・電子ピアノ用  ¥28,000-+税
¥20,000+税
 ※¥5,000-+税

※ピアノ設置前だと設置料はかかりませんが、ピアノ設置後だと設置料がかかります、ピアノをジャッキアップしなければなりませんので(‘◇’)ゞ

野沢ピアノ:千葉県野田市岩名1-62-2 TEL 04-7129-6057 受付時間 9:00~20:00(日・祝日除く)

PAGETOP
Copyright © 野沢ピアノ All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.