子供にとって弾きやすいタッチって何だろう!?

やっぱり「軽やかなタッチ」の方がいいんじゃないか!?

ピアノのタッチ(鍵盤を弾いた感触・・・、です)については、立場や考え方によって様々な意見があるのは私も承知してりるつもりです。
でも、やっぱり”弾きやすさ”で言うと・・・、軽やかなタッチの方が弾きやすいですよね。
重いタッチって、弾いてて疲れますし・・・、私も調律してて重いタッチのピアノは・・・正直疲れます(^^;)
ただし、”軽やかなタッチ”といっても”ピアノらしいタッチ感”があったうえでの話です・・・。

「軽やか」で・・・なおかつ・・・

”ピアノらしいタッチ感”って何でしょうか・・・・。
こういう表現が適切かどうかわかりませんが・・・、鍵盤ってプッシュボタンじゃないわけです・・・・、”ド”のプッシュボタンを押せば”ド”の音がでます・・・みたいな。(当たり前です、ゴメンナサイ(^^;))
弾き手の意図や気持ち(フォルテ~ピアノ:優しい~激しいetc)をちゃんと音として表現してくれるのが、”ピアノらしいタッチ感”だと思います。

「軽やかなタッチ」にするために・・・・(^^♪

お子様が弾きやすいよう「軽やかなタッチ」するため、することがあります。
”キーピン磨き”です。
タッチ1

鍵盤を取外して・・・、鍵盤の下にあるピンを磨いています
このピンを磨くことで無駄な摩擦を取り除き、軽やかなタッチに・・・
このピン、だんだんと汚れてくるんです(^^;)
なかにはびっしりとサビがついているのもあります(^^;)

 タッチ2

上は鍵盤の断面図です。鍵盤は”テコの原理”で動いています(力点にあたるのが鍵盤です)。
”キーピン磨き”はピアノを弾く時の”力点”と”支点”の無駄な摩擦を取り除く作業です。

次は、鍵盤の”遊び”をなくします(ピアノらしいタッチ感に♪)

車のハンドルに”遊び”がありますよね、あの”遊び”によって車は運転しやすく安全なハンドリングができる訳ですが・・・、ピアノの鍵盤の場合は”遊び”があるとタッチの力が正確に伝わらないんです・・・。
つまり、上でお話しました”ピアノらしいタッチ感”じゃなくなっちゃうんです(*_*)
(一体何を言っているのかわかりませんよね・・・(*_*)ここでは難しい話は置いておきます・・・。)
この鍵盤の”遊び”、新品のときにはしっかりと整備されていて”遊び”はないのですが、お弾きになっていいくうちに・・・、だんだんと”遊び”(ピアノの場合、”ロストモーション”とか”カラ”って言います)がでてくるのです。

_キャプスタンボタン調整

 

鍵盤の”遊び”をなくし、ピアノらしいタッチ感にしていきます。
(キャプスタンボタンという部品を調整中(*^-^*))

タッチ3
ピアノの音が出るプロセスを簡単に紹介しますね。
【1】鍵盤をタッチする
【2】鍵盤が動く
【3】アクション部が動く
(アクション部とは、タッチの力を実際に弦を打つハンマーに伝える機構です)
【4】音が出る
というプロセスなんですが、鍵盤の”遊び”は【2】と【3】の間にあります。
この”遊び”をなくすことで、鍵盤をタッチしてから音が出るまでのプロセスにロスがなくなりピアノらしいタッチ感になります。

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