【自腹で検証】ピアノ防音パネル『しずかねDX』の効果は本物か? 騒音計で測ってみました
Google検索窓に”防音パネル”と入力すると”意味ない”と出てきます
それだけ、「防音パネルって効果があるのか?」ということが検索されている・・・、ということですね。
それだけ「ピアノの防音」に関する「悩みの深さ」を反映していると感じます。
この防音パネル、決して「お安い」商品ではありません。
「失敗したくない」というお気持ちを抱くことは自然なことです。
各メーカーのサイトを確認しても「防音効果」の記載はありますが、どこまで「額面通り」に受け取って良いかわかりませんね。
防音に関しての悩みや葛藤が「実家からピアノを運んでくること」や「ピアノを購入すること」の妨げにならないよう、今回は私の自宅で「防音パネルの効果」を実験することにしました。

そこで今回は、人気の防音パネル、イトマサの『しずかねDX』をで購入し実験することにしました。
忖度なしで、その効果を自宅のピアノで検証してみます。
結論から言うと、「隣の部屋への音漏れ」含め、様々設置状況にて効果を確認できました。
ピアノの防音についてお悩みのみなさま、この記事・実験結果にて『しずかねDX』を含めた「防音パネル」購入の参考にしていただければと思います。
「隣室への効果」が一番大きいとの結果になりました、~一目でわかる防音効果まとめ~
まずは結果をご覧いただければと思います。
今回、いくつかの場所で計測をいたしましたが、「ピアノの隣の部屋」での効果が特に顕著でした。
音の大きさの単位である「db (デシベル)」で評価いたしましが、私個人の「体感」としても同様の感想です。
※表は左右にスクロール可能です
実験の様子はこちらをどうぞ
| 測定場所 | パネルなし (dB) | パネルあり (dB) | 効果 (dB) | プロの体感コメント |
|---|---|---|---|---|
| ① ピアノの隣の部屋 | 52 dB | 35 dB | -17 dB | 【効果絶大!】小さな声での会話レベルまで音量がダウン。これならまず安心です。 |
| ② 玄関(吹き抜け) | 50 dB | 43 dB | -7 dB | 【効果あり】確実に音量が下がっているのを実感。ご近所への配慮として十分。 |
| ③ ピアノの裏 | 71 dB | 57 dB | -14 dB | 【効果あり】壁に音が直接当たる衝撃が和らぎ、音がマイルドになります。 |
| ④ ピアノの前 | 83 dB | 81 dB | -2 dB | 【演奏感Good!】弾き手にはほぼ変化なし。練習のモチベーションを損ないません。 |
分析:この結果から何がわかるのか?
さて、この実験結果から、いったいどんな結論を導くことが可能でしょうか。
この実験で最も重要なポイントは、「① ピアノの隣の部屋」での-17dBという効果だと思います。
これは「壁の向こうにいる人」にとって、ピアノの音がBGM程度にまで小さくなることを意味します。
「お子様のピアノレッスン」におけるご近所への配慮という目的であれば、「しずかねDX」は有効な選択肢であると言えると思います。

一方で、演奏者自身の耳には殆ど変化はありませんので、「練習の質を損なわない」点も評価できます。
診断:あなたに「しずかねDX」は必要か?ケース別おすすめ度
【★★★★★ おすすめ】
マンション等、集合住宅にてピアノの背面が「お隣のお部屋」の方
【★★★★☆ おすすめ】
マンション等、集合住宅にてピアノ設置部屋や隣家と接している方
【★★☆☆☆ これだけでは不十分かも】
マンションの階下への「打鍵音(コツコツ音)」が気になる方(※床への対策が別途必要です)
時間帯を気にせず練習したい方(※消音ユニットの検討をおすすめします)

いかがでしょうか?
技術者にあるまじき「単純化」で大変恐縮ですが、上記は「防音パネル」の設置が推奨される方になります。
私個人としては、今までの経験上「戸建ての方は不要」と思っておりますが、マンション等の集合住宅の場合は必要なケースもありますね。
ピアノの防音に関しては基本的に、様々な条件により対応が異なります。
「我が家のケースはどうなんだろう」
そんな疑問を抱かれるのは、きわめて自然なことだろうと思います。
「防音パネル」に関するご相談、どうぞお気軽に
一番安心かつ説得力のあるアドバイスをいただけるのは「ピアノの先生」や「調律師・技術者さん」だろうと思います。
こうした方々は、様々な具体的なケースについての経験がある方です。
インターネットで情報を検索することは「概要」を知るうえで便利ですが、こうした経験値のある方に相談される方が安心かと思います。
みなさん親身になって聞いて下さると思います。
防音パネルのみならず、防音に関するお悩み・ご相談、どうぞお気軽に。
<問い合わせ・ご相談>
防音パネル・防音に関するお問い合わせ(フォーム)
電話でもどうぞ: 04-7129-6057
防音パネルの販売はもちろん、「設置」も行っております
防音パネルに関しましては、「販売」はもちろん「設置」も行っております。
防音効果を最大限発揮するためには、「パネルとピアノ背面」のすき間を埋めることがポイントになります。
ピアノの機種や設置状況によっては、少々コツが必要な場合もございます。
ご自身での設置に不安のある方は、お気軽にお申し付けください。
最後に・・・
今は大量の情報がインターネットや各種SNSに溢れています。
防音に関する情報も例外ではありません。
私も仕事として「防音」に関する情報は定期的に確認しています。
防音に関しては「目的」をはっきりさせることが大切かと思います。
「プロのスタジオミュージシャン」や「真夜中にライブ配信するライバー」と「子供のピアノレッスン」では求めらる防音効果・対策は異なります。
また、限られた予算の中で施す「防音対策」という観点から「防音パネル」は有効な選択肢の1つだと思います。
上記の記事・実験は”忖度なし”で行ったものでございます。
防音の問題が「ピアノを弾くこと」の妨げにならないよう、この記事を活用いただければ幸いです。
<問い合わせ・ご相談>
防音・防音パネル関するお問い合わせ(フォーム)
電話でもお気軽に: 04-7129-6057
(付録:今回の検証レビュー詳細)
音の測定には『騒音計 Sound Meter(Android 無料アプリ)』を使用しました
今回、ピアノの音の大きさを測定したのは、Androidの無料アプリ『騒音計 Sound Meter』です。
このアプリの評判も調べましたが、もちろんプロが使う騒音測定器には及ばないものの、
精度もそこそこで目安にはなるとのこと。
『騒音測定器』の見方

「音の大きさ」にも単位があります。
dB(デシベル)っていいます。
この『騒音計 Sound Meter』が「便利っ!!」と思うのは、こうした「騒音表」が表示されるようになっていて、計測している音がどれくらいの音かというのが確認できるってところです。
ピアノの音の大きさと防音の目標値ですが・・・
【グランドピアノ】90dBくらい
【アップライトピアノ】80dBくらい
【防音目標値】45dBくらい
『スペースシャトルの打ち上げ』ほどの音を計測する機会はないと思いますが・・・。
自宅に防音パネル『しずかね』が到着、 実験開始

大きさですが、1枚が110×75×3.5(cm) の2枚組。
女性でも簡単に持てるほどの重さです。

厚さは3.5cmですので、こんな感じ。
たいていのピアノは壁から5~7cmほど離して設置してありますので、簡単に設置できます。

それでは早速設置してみます。
設置はいたって簡単、このようにピアノと壁の隙間に入れるだけ。
ですが、ここでちょっと注意点。
防音効果を高めるため、防音パネルとピアノをピッタリと密着させてくださいね。
ちゃんと密着するように、壁と防音パネルの間に挟むスポンジも付属されています。
もし、ピアノ後輪のインシュレーター(ピアノのキャスターにはかせるお皿のようなもの)が邪魔して防音パネルとピアノが密着しない場合は、防音パネルの高さを調整するスポンジも付属されています。
計測結果!!
計測は3つの状況で、行いました。
【A】日常の状態(ピアノの音なし)
【B】befoer(通常のピアノ音)
【C】after(パネル設置:ピアノ音)

この結果を見て「おいおい、全然効果ないじゃない!!」って思わないでくださいね。
この防音パネルは「お弾きになる方には音の感じ方が変わらない」のが売りなんで。
私個人の感想ですが、確かにほとんど変わりません・・・。
ただ、パネル設置後の音は少しだけこもった感じの音になりますね。

数値ですと、防音効果は-14dです。
先程の『ピアノ前』と違って私の耳でも「あぁ、違うねっ」と防音効果を実感できるレベルです。
パネル設置後の「57dB」という数値ですが、計測場所がピアノの裏側ですのでこんな感じかと思います。

私が防音効果を一番実感したのは「となりの部屋」でしたね・・・。
パネル設置後の数値も”日常の状態(ピアノの音なし)”と大差ない「35dB」となかなか良い数値です。

「玄関」も「となりの部屋」に次いで防音効果を実感できた場所です。
数値も「43dB」と防音目標の「45dB」を下回りました。
「となりの部屋」に比べちょっと数値が高いのは玄関の吹き抜け構造によるものです。

外(玄関付近)でも計測しました。
計測したのが「休日の昼間・普通の住宅街」ですので、子供の声や車の音などいゆる「日常音」の方が大きいって感じ・・・。
ですので「日常の状態(ピアノの音なし)」よりも「after(パネル設置:ピアノ音)」の方が「静か」という結果に・・・。
最後に・・・
今は大量の情報がインターネットや各種SNSに溢れています。
防音に関する情報も例外ではありません。
私も仕事として「防音」に関する情報は定期的に確認しています。
防音に関しては「目的」をはっきりさせることが大切かと思います。
「プロのスタジオミュージシャン」や「真夜中にライブ配信するライバー」と「子供のピアノレッスン」では求めらる防音対策は異なります。
また、限られた予算の中で施す「防音対策」という観点から「防音パネル」は有効な選択肢の1つです。
上記の記事・実験は”忖度なし”で行ったものでございます。
防音パネル、あるいは防音全般に関するご相談、どうぞお気軽に。
<問い合わせ・ご相談>
防音・防音パネル関するお問い合わせ(フォーム)
電話でもお気軽に: 04-7129-6057


