森林のような優しい音色~きらめく水面のような明るい音色:「整音(せいおん)」
みなさんはどんな音色が好きですか?
「水滴が奏でるリズムのような音色」
「ビロードのように深みのある音色」
「絹を撫でるような柔らかい音色」
音色に”正解”はありません。
この正解のない「音色」を調整するのが「整音(せいおん)」作業です。
「ハンマー」を削ったり、針を刺したり、「形」と「質」を調整して音色を変える
ピアノは
「ハンマー」
という部品が弦を叩いて音が鳴ります。
「ハンマー」の「形」と「質」は音色に直接的に関わる部品です。
例えば、「もっと明るい音にしたい」とき
ハンマーを削ります。
ハンマーと弦との”設置面積”を「小さく」します。
「もっと優しい音にしたい」とき
ハンマーに針を刺します。
ハンマーフェルトを柔らかくします。
もちろん実際の作業はこんな単純ではありません。
そのピアノの”オリジナリティ”を活かして
ピアノには一台一台異なった
”個性”があります。
「同じメーカー」
「同じ機種」
でもです。
確かに”傾向”というものは存在しますが、
厳密には一台づ違いますね。
”整音作業”は「そのピアノの個性・オリジナリティ」と
「お弾きになる方の理想」
の両方を尊重して行います。
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