皆様、明けましておめでとうございますm(__)m
さて、新年最初の記事ですが・・・、『ピアノの雑音』について書こうと思います(*_*;
(昨年末にお伺いしたお家のピアノがヒドイ雑音がしておりまして・・・)
雑音の原因は10台あれば10台とも違う(^^;)
と言うと少々大げさですが・・・、本当にそうです、私の経験上(^^;)
一応、雑音に関するマニュアル(?)的なものはあるのですが、まぁ、マニュアル通りの原因ってほとんどありません。
今回の原因は「ダンパー」っていう”音を止める”部品(いきなりマニアック(^^;))
そうなんです、今回の雑音の原因は、すっごくレアなケースです。
あぁ、なんだか早速不安になってまいりました、こんなこと書いて誰か興味あるんでしょうか(^^;)
『ダンパー』って言われてもわかりませんよね、ゴメンナサイ。
『ダンパー』っていうのは『ピアノの音を止める部品』なんです(詳しい説明は次回に譲りますね)
ピアノって鍵盤を指で押すと音がでますね・・・、で、鍵盤から指を離すと・・・、音が止まりますね。
これを可能にしているのが、『ダンパー』なんです。
湿気で『ダンパー』が硬くなると雑音の原因に・・・
写真が今回雑音を引き起こした『ダンパー』です。
(画像が悪くてすみません、デジカメを忘れてしまい、ガラケーのカメラで撮影しました、私は今でもガラケーなのです(-_-;))
ダンパー(のフェルト)ってピアノの弦と接しているので、湿気によって弦がサビてたりすると、そのサビがダンパー(のフェルト)に付着してしまうんですよね・・・、結果、ダンパー(のフェルト)が硬くなります。
そうなると、鍵盤をたたくたびに『チャ・チャ』という・・・、なんとも嫌な感じの雑音がするんですよね(^^;)
(正確には”音の最初”の部分ではなく”音の最後”の部分で雑音がします)
硬くなったダンパーは針を刺してやわらかくする(^^♪
ダンパーのフェルトに針を刺します!!
あ、右に見えるのは針刺しの道具です。
表面を優しく刺してやわらかくします(^^♪
針を刺す前・後でフェルトの表面の感じが変わっているのが確認できますでしょうか?
弾いて確認すると・・・、
雑音、止まってくれてました(ホッ、安心(#^^#)
(きれいに)音を止めるのって・・・、難しいんです( ;∀;)
今回の雑音の原因はダンパーという”音を止める”部品でした。
この、”音を止める”っていうのも、なかなか難しくて・・・、例えばドラムセットの”シンバル”ってありますよね。
スティックでシンバルを叩いて音がでます・・・、バーンと・・・。
バーンと鳴ってるシンバルの音を止めるときって、指で優しくつまむんですってね、シンバルを。
これが、例えばスティックで止めようと思うと・・・、つまり鳴ってるシンバルの上にスティックを乗せると・・・、もちろん音は止まりますが、止まる瞬間にちょっと音が出ちゃうでしょう・・・。スッと止まりませんよね。
それと同じでピアノの音を止めるときも(つまり、弦の振動を止めるって意味です)優しく止めてあげないと、きれいに音が止まらずに雑音がしちゃうんですね。
新年早々にちょっと難しい話になってしまいましたかね(^^;)
年が明けて寒さも本番、インフルエンザの流行も本番です(^^;)
お父様・お母様も、お子様たちも・・・、どうぞお気を付け下さいませm(__)m