こんにちは、連日冬らしい寒い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか( ;∀;)
私はこの投稿を千葉県内の某マックで書いています(現在19:00です)、やはり以前と比べるとお客さんの数が少ないような・・・。
さて、前回の投稿『ピアノの雑音を直す~ダンパー編~』の中で”ダンパー”という音を止める部品の話をしましたので、今回は”ピアノの音はなぜ止まるのか!?”についてできるだけ分かりやすくお話したいと思います。
ピアノの音の正体は・・・『弦振動』
ものすごーく基本的なことを書いてしまいますが、『音』っていうのは『振動』です。
では、ピアノの場合は一体何が振動しているのか・・・、そうです『弦』です。
(正確に言うと、弦の振動は駒(こま)という部品を伝わり、さらに響板に伝わって音が出ています)
音が出るしくみを簡単に説明すると・・・
【1】鍵盤をタッチ!!
【2】ハンマーという部品が弦を打つ
【3】結果、弦が振動して音が出る♪
ですので、『弦振動』を止めれば”音”は止まります
というわけで、その『弦振動』を止めてくれるのが”ダンパー”って部品なんですね。
アップライトピアノのダンパーはちょっとわかりずらいので・・・、グランドピアノのダンパーを見てみましょう!!
この黒い部品が『ダンパー』です。
ピアニストの指の動きに合わせてピコピコと動いているのを見たことがあるかもしれません。
では、このダンパーの働きを見てみましょう!!
まずは音が出るときですが、ハンマーが下から上がってきて・・・、弦を打ちます(ドーンと音が出ます)
っとその時、ダンパーは・・・、上にあがります。
そう、弦の振動を妨げないためです(‘◇’)ゞ
そして、こんどは音が止まるときですが・・・。
ほら、今度は下がります・・・。
弦の振動を止めるためです。
このダンパーの表面は、とっても×2やわらかいフェルトで・・・、優しく、しかも確実に弦振動を止めるんです!!
どうでしょうか!?
『ピアノの音はなぜ止まるのか!?』、伝わりましたでしょうか(^^;)
ちなみに・・・、このダンパーは本当に繊細な部品で、ちょっと動きが鈍かったりフェルトが硬かったりするだけで『音が残る・スタッカートが切れない・雑音がする』などのトラブルの原因になるんですよね・・・(^^;)
ちょっと・・・さっきの写真だけど高音部に『ダンパー』付いてなくない!?
なんてことに気づきた方は・・・、いないですよね(*_*;
そうなんです、実は高音部には付いてないんですよね。
(グランドピアノに限らす、アップライトピアノにもついていません)
理由は、高音部の弦は(中・低音部に比べ)短いので、もともと音がそんなに伸びないんです。
高音部にダンパーを付けると、音が極端に味気ないものになってしまうので付いてないんです。
スタッカートで弾いた場合など、『ダンパー』の有・無の境目で音の伸びが違うのですが、これは故障ではありませんので(^^;)
(一度小さなお子様にこのことを指摘されました・・・、(^^;)、本当に鋭い耳の持ち主です)
ここのところ関東地方は雨が続いていましたが、今日は良い天気です(#^^#)
いつも成人式のころは関東も雪が降ったりしますが(昨年は大雪でしたね・・・あれは2月だったかな)今年はまだ降ってませんね。
あ、私は千葉県生まれの千葉県育ちで、あまり雪に馴染みがないんです。
義父・義母のふるさとは島根で、すっごい雪が積もっている写真をみせてもらったことがあります。
ですので、一度”冬の日本海側”を見てみたいなぁ・・・と思うんですよね(完全に観光気分です、雪国の方ゴメンナサイ)。
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